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創刊から105年にわたり、日本人の食と健康を見つめ続けてきた「食生活編集部」が食に関するあれやこれを綴ります。

2011年10月

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敬老の日に「健康ガムカムダンベル体操」が巣鴨で開催されます

皆さん、健康ガムカムダンベル体操」ってご存じですか?

 

噛む運動を取り入れた高齢者向け健康体操のことです。

 

ガムを噛みながら、軽めの木製ダンベル(1本約500)を両手に持って行います。

 

歯につきにくいガムなので、義歯の方も安心ですよ。

 

この「健康ガムカムダンベル体操」のイベントが、敬老の日(919日・月曜日)に

巣鴨の髙岩寺・とげぬき地蔵尊境内で開催されます。

 

なんと、今年で13年目を迎えるそうです。

 

実技指導は健康体操指導でお馴染みの輪嶋直幸氏、

解説は筑波大学名誉教授・鈴木正成氏が担当します。

 

参加費は無料、参加希望者は動きやすい格好で直接会場に集合してください。

 

体操で使用する木製ダンベルは当日貸し出します。

 

実施日:919日(月・祝)

会場:髙岩寺・巣鴨とげぬき地蔵尊境内(東京都豊島区巣鴨3-35-2

開始時間:1回目 900~、2回目 1000~、3回目 1100

(各回30分、定員80)

主催:NHK文化センター

後援:日本咀嚼学会

協賛:株式会社ロッテ

協力:巣鴨地蔵通り商店街

監修:鈴木正成(筑波大学名誉教授、ダンベル体操考案者)

実技指導:輪嶋直幸(武蔵野学院大学教授)

実施内容

鈴木正成氏による「健康ガムカムダンベル体操」の解説

輪嶋直幸氏による実技指導

 

danberu1.jpg

体操指導する輪嶋氏(2010年 東京・巣鴨、とげぬき地蔵尊にて)

 

参加賞 ... 歯につきにくいフリーゾーンガム、特製ウォーターダンベル

これまでの実績

 1999年9月15日(火・祝)より巣鴨・髙岩寺で活動開始。

 2001年からは、高齢者スポーツの祭典である

 「全国スポーツ・レクリエーション祭」、「ねんりんピック」

 の両方に参加し、全国的に認知された運動となる。

 2011年は開催より13年目を迎え、日本でも珍しいご長寿イベントとなる。

 

この体操の特長は、ダンベル体操に「ガムを噛む動き」を取り入れたことで、

咀嚼力の向上と、介護に頼らず自立した生活を送るための

基礎体力の維持・増強を同時に図ることにあります。

 

急速に社会の高齢化が進み、お年寄りの健康への一層の自助努力が求められるなか、

家庭で手軽にできる高齢者向けの新しい健康体操として、

筑波大学名誉教授・鈴木正成教授が考案しました。

 

当体操は、ガムを噛みながら木製のダンベル(重量:1 本約500g)

を手に持ち、リズムに合わせ、

パー(開いて)、

グー(手首を内側に曲げ、強く握り締めて)、

ニギニギ(握りながら前腕を胸まで引き上げて)、

パー、

グー、

カムカム(噛んで)

......という運動を基本としながら、

9パターンの動きで構成されています。

 

ダンベルを急激に動かすのではなく、動作をとめないように動かし、

肘や肩が伸びきる手前で反復するところがポイントです。

 

また、イベントでは歯につきにくいガムを使用しており、

義歯の方でも気軽に参加することができます。

 

 

danberu2.jpg

体操をする参加者の様子(2010年 東京・巣鴨、とげぬき地蔵尊にて)

 

たくさん集まりましたね。皆さん、元気に張り切ってますね。

 

ぜひ、皆さんも、ご参加ください。

 

あるいは、ご高齢の方に、このイベントのことを教えてさしあげてください。

 

この件に関するお問い合せ先

「しっかり噛んで健康家族」事務局 担当:小松、蜷川(ニナガワ)

1020083 東京都千代田区麹町37 (ピーアールコンビナート株式会社内)

TEL:03-3264-4019 FAX:03-3263-5623

E-mailshikkari(アットマーク)prk.co.jp

 

日本未病システム学会の栄養部会講演会があります

「健康と病気の間を科学する」日本未病システム学会には、

医師部会や看護部会、メンタルヘルス部会など8つの部会があり、

そのなかに「栄養部会」があります。

 

来たる102日(日)、栄養部会は

「栄養の課題を深める」と題した講演会を開催します。

 

【主催】日本未病システム学会栄養部会

【共催】日本未病システム学会

【後援】社団法人東京都栄養士会

【日時】平成23102日(日)1230開場〜1640

【会場】日本医科大学同窓会 橘桜会館2

 

mibyo.jpg


【内容】

 13001305 開会の辞

 13051435 食品成分表をもっと活用しませんか

  演者:渡邊智子(千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科教授)

  座長:村木悦子(城西大学薬学部医療栄養学科)

 14351500 休憩

 15001630 未病と抗酸化物

  演者:近藤和雄(お茶の水女子大学大学院教授)

  座長:中島 滋(文教大学健康栄養学部管理栄養学科教授)

 16301640 閉会の辞

【会費】

 一般:2000

 学生:無料(学生証をご持参ください)

 申込みはFAXでお願いします。

 FAX03-3319-0838NPO法人シニアーネット21中野)

【問い合わせ先】

 日本未病システム学会栄養部会事務局・村木悦子

 〒350-0295 埼玉県坂戸市けやき台1-1

 城西大学薬学部医療栄養学科食毒性学講座内

 TEL049-271-7208

 E-maile-muraki(アットマーク)josai.ac.jp

 

健康と病気の間を「未病」と捉えたとき、

この時期における栄養士の役割は、とても大きいものがあります。

 

未病から進行してしまったときにかかる各種生活習慣病は、

慢性病で、放置しておくと死に至る病です。

 

有効な予防法は、毎日の生活習慣の改善です。

 

ですから、未病の状態の時、

自分自身で生活習慣を改善しなければなりません。

 

どうすれば、改善できるか、どうすれば、良い生活習慣を継続できるか。

 

それをレクチャーしたり、サポートしたりするのが、

管理栄養士・栄養士の重大な役割です。

 

管理栄養士・栄養士の皆さん、

未病のクライアントをしっかりサポートしていきましょう。

 

そのために、しっかり学んでいきましょう!


日本未病システム学会ホームページ

http://www.mibyou.gr.jp/


日本未病システム学会栄養部会ホームページ

 http://www.mibyou.gr.jp/eiyou.htm

 

8月17日(水)、18日(木)に農水省「子ども霞が関見学デー」が開催されます

himawari.JPG

農林水産省は8月17日(水)、18日(木)に、

「子ども霞が関見学デー」を開催します。

 

この見学デーは文部科学省をはじめとした府省庁等が連携して、

各府省庁の業務説明や各種展示、イベントといった催し物を実施するものです。

 

見学をとおして、親子のふれあいや、

子どもたちが広く社会を知る機会を提供するとともに、

府省庁等の施策に対する理解を深めてもらうことを目的に、

平成12年度から始まりました。

 

農水省では、食の重要性や農林水産業の果たす役割などを、

興味を持ってわかりやすく子どもたちに知ってもらうために、

各種展示やイベントを実施しています。

 

本年度は、

板橋区ホタル生態環境館の協力によるヘイケボタル数百匹の鑑賞体験、

果物電池の実験、

牛・山羊・羊などの動物とのふれあい、

フラワーアレンジメント教室、

「マイ箸」制作体験、

などなど、楽しそうなイベントが目白押しです。

 

詳しくは農林水産省ホームページをご覧ください。


http://www.maff.go.jp/j/kids/k_d/index.html


【お詫びと訂正】出浦先生のセミナーの日程が誤っていました

2011年9月号(8月10日発売)の「information 風の便り」のコーナー
83ページにおいて、
セミナー「出浦先生の食品成分表を使った栄養指導・食事療法」
の日程に誤りがありました。
9月4日は土曜日ではなく日曜日で、
正しくは
9月4日(日)10:00〜16:30
です。

皆様にはご迷惑おかけしたことを深くお詫びします。
今後はこのようなことのないよう、充分に留意いたしますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。

メディア ミルク セミナーに行きました

takeda.JPG

さる7月27日、大手町サンケイプラザ301302号室

(東京都千代田区)において、社団法人日本酪農乳業協会

http://j-milk.jp/)が主催する第26回メディア ミルク セミナー

「食事によるストレス制御〜脳ストレスを消すための牛乳の栄養価とは〜」

が開かれました。

 

講師は徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部臨床栄養学分野の

武田英二教授。弊誌でも以前、

ご執筆いただいたことのある先生です。

(最近だと、201010月号の「ココロのエイヨウ」)

 

「東日本大震災被災者へ心をこめたお見舞いと応援」と

副題もつけられたこのセミナーは、

牛乳の特定の成分が被災者のストレスを消す、

という趣旨のものではないということを、

武田教授は冒頭で強調していました。

 

一つの栄養素、一つの食品で、

ストレスから解放されるようなものはない、

充分に栄養が満たされても、

たとえば愛情のない食卓では、ストレスがたまるだろう、

教授はそう述べていました。

 

それをわきまえたうえで、

科学的に食事とストレスの関係を探究し、

牛乳に含まれる成分についても触れていきたいという

趣旨説明があり、本題に入っていきました。

 

まず、適度なストレッサー(生体反応をもたらす刺激)は、

むしろ、人間にとって必要な刺激であり、

生体内環境の恒常性(ホメオスタシス)を保つものであると説明、

そのうえで、過度なストレッサーが起こすさまざまな

生体反応について詳しく説明していきました。

 

さらに、食事をおろそかにすることがいかに問題かについても解説、

食事が愛着(アタッチメント)を育むものであることも、

明らかにしていきます。

 

そのうえで、「食育」の意義を強調していきます。

 

また近年、暴力、うつ、ひきこもり、摂食障害が問題になっており、

自殺・うつ病による国内総生産(GDP)損失は、

1年間で約1兆7000億円に上るという、

厚生労働省の発表などを示しながら、

問題の重要性を語っていきました。

 

さらに、ストレスやうつ病、攻撃的性格などと

食事・栄養の関係についても

わかりやすい模式図やマウスを用いた実験結果などを

交えながら説明しました。

 

たとえば糖尿病とうつは関連性があるようで、

糖尿病におけるうつ病性障害は1520%もおり、

これは、一般人口の約3倍に上るとのことでした。

 

また、糖尿病患者のメタ解析によると、

患者の26%が中等度から重度のうつ症状にあるそうです。

 

牛乳を飲む人は、メタボリックシンドローム

および糖尿病の発症が少ないという調査結果も示されました。

 

必須アミノ酸の一種であるトリプトファンは、

神経伝達物質のセロトニンの材料であり、

欠乏するとセロトニン活性が低下するので、

抑うつ気分になる恐れがあるそうです。

 

 

 

講演が終わって、質疑応答になりました。

私も、1点質問しました。

 

よく「カルシウムが不足するとキレるので、

牛乳を飲まないと」という記事をみかけますが、

弊誌「食生活」では、その説を否定しています。

先生の見解をお聞かせください、と尋ねました。

 

武田教授もその説を否定し、

血中カルシウム濃度はpHとも関わるので、

少しでも血中から減れば、骨から補われるシステムになっており、

不足はしないし、キレることはないと説明してくださいました。

 

 

このセミナーの冒頭で、

一つの栄養素、一つの食品で、

ストレスから解放されるようなものはない、

充分に栄養が満たされても、

愛情のない食卓ではいけない、

と、武田教授は語っていました。

 

一方で、今回の講演では、

ストレスと栄養素、食品に関する科学をとり上げるとおっしゃられ、

実際、いろいろと解説されていました。

 

精神医学者のグレゴリー・ベイトソンは

矛盾する2つのメッセージの板挟みにあうことを

「ダブルバインド」と命名しました。


では、この講演は、ダブルバインドな内容だったでしょうか。

 

いえ、決して冒頭の言葉は、

科学的に栄養素や機能性成分について研究するのを、

否定するという意味ではありません。

 

「科学」と「愛」は、どちらが欠けても前に進めない、

どちらも同じ方向を向いている、

車の両輪のようなものなのではないでしょうか。

 

 

 

 

8月8日に、武田教授の書籍

『脳からストレスを消す食事』が、

筑摩書房(ちくま新書)より刊行されます(本体820円+税)。

このなかで、先生がどのように両輪をバランス良く進めているか、

興味津々です。

 

 

 

(K)

 

 

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